2017年7月15日土曜日

2017年7月15日(土)@渋谷HOME ドンガンボンpresents「ボルケーノサウンズvol.2」

2017年7月15日(土)@渋谷HOME

ドンガンボンpresents「ボルケーノサウンズvol.2」


Open19:30 / Start20:00
Charge¥2,000(2drink込)

出演:
ドンガンボン
ガウディーズ

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日本の正しいロックバンド、ドンガンボンとガウディーズの2マンライブが行われます。ドンガンボンのステージにゲストとして数曲参加させてもらうことになりました。ドンガンボンとガウディーズ、本当に素晴らしいバンドなのでたくさんの人に観てもらいたいです。彼らの音楽に対する自分の思いは後日追記するつもりです。よろしくお願いします。

ということで、彼らの音楽に対する自分の思いを書いてみようと思います。正しくヤングアンドジェィディッドなバンド “健康” のフロントマンだったフカクシくんがバンドの活動休止後に初めは彼の宅録プロジェクトとしてスタートしたドンガンボン。健康のときは名前の付けられない感情を名前の付けられないままに持て余している状態を率直に表現した正しいロックバンドだった(ヤングアンドジェィディッドというのはもちろんベン・リー率いたNoise Addictの最初のアルバムのタイトルからの引用だ)、健康は学校帰りに好きな女の子が同じ電車に乗っているのに気づいたけど何だか気まずくてお互いに無視しあい別の車両に移ったということを歌にした正しいロックバンドである(その曲が入った健康のアルバムはこのサイトから無料でDLできます!早急に聴いて下さい!)。何の解決にも至ることのないまま永遠に輪郭をなぞり続ける。それこそが若さでバカさでしょう。パーティーとかじゃねえんだよな。方法はないんだよ……ということで前身バンドの健康は狂おしいほどに正しくヤングアンドジェィディッドなバンドであったが、ドンガンボンは打って変わって希望を見いだして少しずつでも前に進んでいこうという意志が感じられて初めて聴いたときはその希望のフレッシュさに涙したものである。ドンガンボンの大大大傑作である1st EP “シーザサン” がリリースされたときに私がコメントを寄せさせていただきました。誰も知らねえと思うが……。ちなみにこのコメントを考えているときにハイエースで事故を起こした。それこそどうでもいいが。もう四年前になるのか。ということで等身大の言葉でとか言うと途端に陳腐な響きになってしまうが、自分なんてどこまで行っても自分でしかないし、配られたカードで自分で考えて勝負していくしかないのである。そこでケチョンケチョンになりながらもまた次の日の朝に起きて新たな一日を生きる。どれだけうんざりしていようと。とても尊い……。ひとりの人間の生き様をポップに描写してたくさんの人に届く普遍性を勝ち得ているのがドンガンボンの、フカクシくんのソングライティングの妙味であって他の凡庸なバンドと一線を隠しているところである。極めて個人的な思いが3分未満のポップソングというフォーマットで歌い上げられたときに、たくさんの人の胸を打つ普遍性を持つというのがポップミュージックの一番の魅力であり感動するところなのだ。ドンガンボンの曲を聴くと私の言っている意味が分かるはずだ。私はどうしようもなく彼らの音楽を愛す。日々のあれこれに消耗しきってめちゃくちゃになったとしても、また翌日新しい一日が始まっていく限りは。

そしてガウディーズ。ガウディーズに対する思いも相当なものがある。空っぽの頭の中もしくは胸の中に吹く風をそのまま音楽にしたのがガウディーズである(Dinosaur Jrというバンドのクラシック “Green Mind” というアルバムをイメージしてもらえると分かりやすい。あれはメロウにもなれない状態の乾ききったJマスシスの荒涼とした心象風景をそのまま表したアルバムである。音楽的にはスタイルは全然違うが表現していることは同じである)。そこに各メンバーの音楽的なエッセンスとロックのダイナミズムを掛け合わせたときに生まれる絶妙なバランスが初期~アルバム “Glance at the Gaudies” リリース時の彼らの魅力だったのだが、そこからロック的なダイナミズム(音楽的な気持ちよさ)を捨て去ったときにフロントマンであるコーノくんの人生に対する昆虫採集のようなマッドな「観察」というスタンスで何かを表現していく本当の意味での無のバンドになった。何を言っているのか分からねーと思いますが、以前今の編成になってから初めてガウディーズのライブを見たときの衝撃と感想を当ブログにアップしているのでよろしければご覧ください。前後にキチガイのうわごとのような文章がたくさん書いてあって読みづらいですが……(http://mcbirukaze.blogspot.com/2016/10/2016101824.html?m=1)

明日の渋谷HOME、ぜひお気軽に遊びにいらして下さい。↓のリンクの彼らの曲もお時間ありましたらぜひチェックしてみてください。


ドンガンボン - ゴッド・スピード
ガウディーズ - 神様は全部見てる

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2017年7月10日月曜日

QL

何もかもがめちゃくちゃでつらくてつらくてどうしようもなかった昨日の日曜日、何とか洗濯物を干し終えることができたのは、隣のマンションの物置の上でうちのベランダから見えるところで猫がずっと寝ててくれたからなんだよな。向こうはただ寝てただけだけど、泣きそうになるくらいうれしかった。ありがとうございました。