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3017年7月26日土曜日
2024年予定
2222年2月25日月曜日
July Tape
Name your price(投げ銭)で無料でダウンロードできますので、よかったらぜひ聴いてみて下さい。
Bandcampのページはこちら。
【曲解説】
1.『Mail You』
好きな人にメールを送ろうとするときの胸の苦しさ・高揚感についての曲ですが、その好きな人には好きな人がいて、それは自分ではないのです。
2.『Young』
その他の短編ズの森脇ひとみさんのソロアルバム『young』がとても好きで、そのアルバムでは人の生活の尊さ美しさについて歌われていて、そういった物事が自分の人生において確かにあると実感したときの狂おしいまでの愛しさや心の揺れ動きが『young』という語に集約された最高のアルバムなのですが、そのアルバムを聴いて自分なりの『young』を表現してみようと思って作った曲ですが、自分ではこういった感じのことしかできないのだな、と思いました。
3.『MCビル風のことどう思う』
昔ライブでやってた曲をちゃんと形にしてレコーディングしました。ラッパーとして活動していて一番気になることが自分は/自分の音楽は人にどう思われているのか?ということなんですが、ストレートにそのことを尋ねても案外誰も何も言ってくれませんでした(それでも言及して下さった方もいました。本当にありがとうございます)。もっと精進します。ビートは結構気に入っています。大々的に声ネタ入れた曲は初めてかもしれません。
4.『Renkyuu Beatz』
連休の中日に感じる宙ぶらりんな気持ちを表した曲。
2024年2月17日土曜日
2024年2月17日(土)@鶯谷What's Up「39℃」
2024年2月17日(土)@鶯谷What's Up
2024年1月31日水曜日
2024年1月29日(月)・1月30日(火)
2024年1月29日(月)
この日の0時、tachyon+MCビル風の1stシングル『Laundry』がSATURDAY LABのbandcampでリリース&各種サブスクリプションサービスで配信開始となった。
自分たちでつくった曲がこうした形で広くリリースされるのは私にとって初めての経験なので、なんかめちゃくちゃ緊張した。たくさんの人に聴いてほしいと切に思う。
この曲にまつわる諸々のことは、改めてこのブログに書くつもりだ。
ツイッターで狂ったようにエゴサしまくり、目を血走らせながら曲について触れてくれている人がいないか探す。すると聴いてくれた人がちらほらいるではないか!
曲を聴いてくれて、さらに言及までしてくれるのは本当にありがたい……どうもありがとうございます!!
そしてbandcampで購入してくれる方も続々!さらには支払う金額を上乗せして投げ銭してくれる方までいて、本当に涙が出そうになる。多大なサポートに感謝致します。bandcampでの売り上げは全て次回作の制作費に充てさせていただきます!
情報サイトのindiegrabとAVE|corner printingでシングルリリースのニュースを掲載してもらって大感謝!こちらもありがとうございます!!
と曲のリリースというとても大事なことがあったため上の空で仕事をしているが、昨日に引き続きひどく元気がなく、悲しいのがずっと続いている。とてもつらい。
もしかしたらお医者さんに言われて朝の薬が少し減ったのが影響しているのかもしれない。
常につらいのが普通の状態でこれからもずっと泣きながら生きていかなくてはいけないので、自分のやらなくてはいけないことを粛々とやっていくのみ、ということをたばこを吸いに出た職場のベランダで青い空を見ながら自分に言い聞かせる。
スマホのロック画面にしているユンキーの
『We were sent by God to this planet to enjoy this picnic and after that we go back.』
(私たちはこのピクニックを楽しむために神様によってこの星に送られてきて、それが終わったら元いた場所へと帰る)
という言葉と、スマホのホーム画面の壁紙にしているイ・ランの大好きな曲『ハハハ』の歌詞の日本語訳を祈るように何度も見返して、なんとか正気を保っている。
2024年1月30日(火)
寝ても疲れが取れない。身体が重い……。
理由は分からないが昨日からiPodでBoogie Down Productionsのクラッシック、『Criminal Minded』を聴いている。E-MUの名機SP-12によるズンドコビートがやばい。
昨日リリースした『Laundry』、反響がありとても嬉しい。聴いてくださった方、bandcampで購入してくださった方、気にして下さった方、皆さま本当にありがとうございます。
先日起こった一太郎事件(些細なことで社長と先輩が怒鳴り合いになった)により先輩が3月いっぱいで辞めることになって、社長は私と二人体制で今年はがんばっていくつもりらしい。
社長はピンチになると燃えるタイプなのでなんかやる気になってるが、こちらとしては小さい会社でさらに人が減ることにより私の負担が激増することが確定しているので最悪な気分である。社長と二人きりで働き続けるとかほんと無理。
情報サイトindiegrabが毎週更新しているプレイリストにリリースしたシングルを入れてくれた!ありがとうございます!
夜になり、シングルリリースのニュースを情報サイトSpincoasterが掲載してくれた。大感謝。
夕飯を食べて、写真をプリントしてもらうために街にある写真屋へ向かいがてら長めの散歩。
スマホで撮った写真(もしくはダウンロードした画像等)をL判で1枚50円でプリントしてくれるので、とても重宝している。
写真屋へ向かう道中、kelotsというバンドがリリースしたアルバム『シリーソングス』を繰り返し聴いていた。
素朴で率直な言葉で紡がれる真っ直ぐなエモーションが歪ませ切れないディストーションギターによって導かれ、ガタピシ言いながらでこぼこ道を進んでゆく。ギターを歪ませ切ることができないのは、そこに正直な憂いがあるからだと思う。
アルバムに収録されている『ロボ』という曲が素晴らしい。
作り笑い
今日もまた
ロボに近づいて
片目片手
無くしたら
代えてくれるのかい
止まったら
もう二度と戻れないよ
(kelots / 『ロボ』)
この曲を朝の通勤電車を待つ駅のホームで初めて聴いたとき、思わず落涙してしまった。
写真屋で写真を何枚かプリントしてもらい、帰りに無性に甘いものが食べたくなって、100均で3個100円のチョコレートなど200円分買い求め、帰路歩きながら食べる。
家に帰り着き、ツイッターで写真家の新谷晃さんが毎日配信しているネットラジオ『夜、部屋で朝を待つ』でホットな新譜情報としてシングルリリースについて触れてくれたのをツイッターで見かけたので、その放送のアーカイブを聴く。
曲の感想やアートワークについても触れてくれていて、とても嬉しい。
新谷さんのキャラクターも相まってとても面白いラジオなので、興味のある方はチェックされたし。
ラジオを楽しく聴きながら、頭の片隅ではずっと風呂をどうするのかという問題が渦巻いていた。全く入れる気がしない。
がしかし、調子が悪くここ最近ずっと風呂に入れていなかったのだが、身体の気持ち悪さが限界に達したため、かなり無理して絶叫しながらX日ぶりに風呂に入る。
風呂のつらさを少しでも紛らわすため、防水のBluetoothスピーカーを風呂場に持ち込み音楽をかけながら入浴。
風呂でMakin' Timeのアルバム『Rhythm & Soul』を聴く。ツイッターのTLで見かけてジャケがいいのでApple musicでDLしたのだが、80'sモッド・リバイバルのバンドらしい。ぐいぐい加速していくグルーヴがタイトで曲もモッドらしく粋でかっこいいい。
絶叫しながらもなんとか入浴に成功し安堵す。
その後電話にて打ち合わせ。
Mikey Dreadのアルバム『S.W.A.L.K』を流しながら就寝。とてものんきで大好きなレゲエアルバム。聴くとなごむ。
2024年1月30日火曜日
2024年1月21日(日)~1月28日(日)
2024年1月21日(日)
休みの日に早く起きると一日が長く使えてとてもいい、ということに38年生きてきて最近ようやく気付いたので8時過ぎに起床。
朝食を食べコーヒーを淹れて終わり部屋に入ると机があって最高。
今日こそはと思い早速リリック帳を広げてリリックを書き始める。
やはり午前中は頭が冴えるのか、夜に書くより比較的筆が進む気がする。
昼をまわったので近所のスーパーへ行きナポリタンを買ってきて温めて食べる。
15時ごろにようやくリリックが完成し16時ごろよりREC。
自分で書いたリリックがラップするのが難しくなかなかうまくいかず。
自分で書いたのにうまくラップができない、というのはラッパーあるある(のはず)だ。
いくつテイクを重ねただろうか、ようやく録り終えたときには外はすっかり暗くなっていた。
RECしたデータを送りご飯を炊いてビビンパ風の何かをつくり夕飯とす。
食後はレコードを聴いたり。
7インチの入ってる箱を見つけて全然持ってた覚えのないレコードがたくさんあったので色々聴き返してみることに。パンクの7インチが多いな。CRIMPSHRINEやOPERATION IVYなどLOOKOUT!レーベルの名バンドのレコードを聴くと血がたぎる。
7インチをとっかえひっかえしながら次々と聴いていって、その間ツイッターを見ている。ほんとは本読んだりできたらいいのだけど……。
昨夜見たスケートビデオの続きを見て寝る。
2024年1月22日(月)
あまり覚えていない。死にながら仕事をして帰宅してからはひとりで泣いていたのは確か。
夜オンラインミーティングで打ち合わせ。Amazonで買ったイヤホンマイクが一か月で物故割れたので急遽オーディオインターフェイスとダイナミックマイクをセットしてことなきを得る。
2024年1月23日(火)
ひとりで泣いていた。
2024年1月24日(水)
ECDの命日。6年前、ECDが亡くなった翌日に書いた自分のブログ記事を読み返す。
5万年ぶりにECDの大好きなアルバム『TEN YEARS AFTER』を聴き直し、頬を引っ叩かれたような目の覚めるような思いをした。
自分でも何か作りたい、音楽を作ろう、と思った。リリックもすぐに書けそうな気がした。
夜オンラインミーティングで打ち合わせ。
ここでも目の覚めるような気持ちになり、打ち合わせ後即リリックを書く。といっても4小節直すだけだが……。
23時近くになってスタジオバカをオープンしてREC。
1時間ほどでRECを終える。
2024年1月25日(木)
ついにやってきた給料日。
ある程度の額を貯金した上で残った金でどう一か月乗り切るか、この日のために何度も電卓を叩きシミュレートしてきた。
貯金する分を真っ先に下ろして貯金用の口座へIN。絶対に貯金には手をつけてはならない。
四文屋へ行きたい気持ちもあったが、何かおいしいものを食べたかったが、とにかく節約する必要があるので、せめて普段食べていないものを……ということでスーパーで豚こまを買う。
久しぶりに食べる豚肉はおいしかった。肉を食べると元気が出る気がする。
金が必要なのでなんとかがんばって貯金したい。
2024年1月26日(金)
元気がない。泣きながら暮らしている。
明日土曜日にジモティーでレコード棚を急遽もらうことになった。
先日机をジモティーでもらったときに車を出してくれた友人にまた手伝ってもらおうかとも思ったが、たかだか2コマだけの小さい棚だし、さすがにそれだけのために手伝ってもらうのは申し訳ないのでひとりで徒歩と電車で取りに行くことにした。果たして大丈夫だろうか。
無の残業をし、さらに帰り際にちょっとしたトラブルがあり、会社を出るのが21時近くになってしまって泣いた。疲れ果ててしまう。
2024年1月27日(土)
レコード棚をひとりで運ぶことを入念に脳内でシミュレートしながら電車で片道1時間かけて大田区へ。普段全く行かない場所へ行くのはどきどきする。
道中はK-BOMBがゲームのMOTHERのBGMをサンプリングして作ったアルバム『MOTHER FUCKER』を聴いていた。8bitのサンプリングミュージック。MOTHERはやったことがほぼないけど、沁みる。
駅に着いてからはTHINK TANKの『BLACK SMOKER』を5万年ぶりに聴きながらGoogle mapを頼りに棚の受け渡し場所へと向かう。THINK TANK、やっぱりかっこいいね……。
受け渡し場所に着くと、そこはきれいで大きなマンションだった。
ジモティーのメールで到着した旨を連絡し、5分ほど待つと棚を持って出品者の人がエントランスに現れた。棚は思ったより?小振りに見えたが、重さは大丈夫だろうか。
お礼を言って棚をもらい、まずは家から持ってきたプチプチのシートをマスキングテープを用いて棚の底に貼り、棚を地面に置いても汚くないように養生する。
それが終わって手のひらの部分がゴムになっているグリップ力の高いパワー手袋をはめていざ行かん、と棚を持ち上げると、重いは重いけど絶望的になるほどではなく、これくらいならなんとかいけそう。正月に抱っこした姪っ子のほうが重かった。これで勝てる!!
来た道を10分ほど歩いて駅まで戻る。
電車に乗るのだが、いくら小振りの棚とはいえやはり大きくて電車の中では他の人の邪魔になるので不安だったが、ドア横のスペースにうまく置くことができ、安堵す。
途中急行電車に乗り換えたかったが、混んでいて棚持って乗り込むのは気が引けたので引き続き各停でGO。
2回他社線に乗り継ぎようやく家の最寄り駅まで戻り、帰宅。無事に棚をもらって帰ってくることができた!達成感と喜びに打ち震える。
スペースがないのでとりあえず棚をキッチンに置き、まずは腹ごしらえをしようということで近所のスーパーでナポリタン買ってきて食べる。私はそのスーパーのナポリタンが好きなのでR。
食後棚の設置作業を開始。まずは全体をきれいに拭き、棚の底面に滑り止めシールを貼る。
終わり部屋にすでにあるレコード棚の上のスペースに置く算段である。
棚の上に置いてあるテレビ(使ってないしいらないので処分しなくてはいけないのだがめんどくさくて放置してある)とMASTER Pのフィギュアを机の上に移動させて、できたスペースにもらってきた棚をうやうやしく設置する。ぴったりでいい感じや!!
無事棚を設置したら、続いて積んである段ボール箱からレコードを取り出し棚へ移動していく。思ったよりも収納力が優秀で、なんと段ボール箱3箱を減らすことに成功した。やったー。
作業終え少し休憩し、かなり疲れているがリリックを書き始める。
16時半に書き始め、大格闘ののち完成したのが21時半のことであった。
ほんとは即録音したかったけど元気なく断念。明日にまわすことに。脳が疲れたので、四文屋へ行って酒でも飲むか……と思ったのが全ての間違いであった。
カウンター席が全て埋まっており、店内奥のテーブル席へ通されたのだが、寒いし隣のテーブルのグループはうるさいしで全然チルじゃない。
かなり興ざめして無の気持ちで飲み食べするが、つらくなってしまい、帰ることにする。
帰宅してもつらく悲しい気持ちが消えず、泣きながらペヤングを食べ、無の気持ちで一日を終える。
2024年1月28日(日)
疲れているのか昨日より1時間遅く目が覚める。めちゃくちゃ眠いがやることがたくさんあるのでがんばって起きなくてはならない。
朝食を食べコーヒーを飲み、1時間ほど音楽を聴く。クボタタケシワークスを聴き返したくなり、Sugarhillの音源をリミックスした12インチが聴きたくなるが、どこにあるのか探せないので諦める。
その後散歩へ出かけ、帰ってきたら13時すぎ。腹が減ってきたが、ご飯食べた直後にRECしたくないのでそのままスタジオバカをオープンさせ昨日書き上げたリリックをREC開始。
なかなかうまくいかず泣きながら録音してなんとか満足のいくテイクが録れたのが15時すぎ。いい加減空腹が限界だ。
PCをそのまま放置して近所のスーパーでナポリタンを買い泣きながら食べる。私はそこのナポリタンが好きなのでR。
録音した各トラックの音のバランスだけ整えたバカのミックスをつくり送る。
続いてやらなければならないことがあるが心身ともに終わってしまったのでもう何もできない。
とにかく悲しくて悲しくて、元気がなさすぎて死にそう。
あっという間に夜になり、金がないため自炊をしなくてはならないのだが、流しに突っ込んである皿を洗ってご飯を作る元気はとてもじゃないけどなかったので、元気を出すためにフッドのネパールレストランへ。
ほうれん草カレーとマトンカレー食べたら少し元気になった。
酒を頼みそうになったが、昨夜の四文屋で酒飲んでつらさが加速してしまったのでやめておく。これはいい判断だった。
帰宅してからはやらなくてはならないこともできず、今日録音した自分のラップをリピートしたりレコードを聴いたりして過ごす。
2024年1月26日金曜日
2024年1月19日(金)~1/20日(土)
毎日悲しみの中で泣きながら暮らしている。
2024年1月19日(金)
あまり覚えていない。泣きながら暮らしていた。何かしらの音楽は聴いていたと思う。
2024年1月20日(土)
ジモティーで机をもらう日。あいにくの小雨模様。
レンタカーを借りるとクソ高くついてしまうため、友人にお願いして車を出してもらう。
終わっている部屋に机を置けるだけのスペースを空けるため、たくさんある段ボール箱を四畳半の寝室(兼実質居間)に運び入れ、うず高く積んでいく。
四畳半の部屋があっという間にいっぱいになってしまったが、それでも終わり部屋のほうには机を置くためのスペースを空けることができた。
段ボール箱をどかした箇所に掃除機をかけ、友人を待つ。
時間になり彼が家の前まで車で迎えに来てくれ、車に乗り込み一路机をもらう小旅行へ。
道中古いロックステディーの曲や日本のラヴァーズロックのプレイリストなどを流しながら他愛のない話をしていた。
小一時間ほどのドライブののち、目的地に到着。車を停める丁度いい場所を探して駐車したのち机を譲ってくれる人の家を訪問。小さなアパートである。
呼び鈴を押すと若者が出てきて、机はすでに室内の玄関前まで運ばれていた。
状態を見るとめちゃくちゃきれい。ありがたい。若者に机代の〇〇円を渡し、友人と二人で車まで運ぶ。
無事机を手に入れた我々はまたいい感じの音楽を聴きながら他愛ない話をしながら来た道を戻る。
時刻は午後一時をまわり二人とも腹が減っていたので帰りに車を停められるような店があればそこへ入ってご飯を食べましょうということで、通り沿いにそのような店がないか探しながら走るも、残念ながら山手通り沿いにはそんな店は存在しなかった。
甲州街道沿いならありそうですと友人に伝え、そちらの方へ向かってもらう。
甲州街道は昔自分がくそくそドドドブラック企業(違法企業)で働いていたころ社用車のハイエースを駆ってしょっちゅう走っていたので、嫌でもその時の記憶がフラッシュバックしとても暗い気持ちに。
甲州街道沿いも環八を越えてからでないとあまり道沿いに店がなく、Googleマップで調べると柴崎にすき屋があるとのことだったが、そこまで行くのはちょっと遠く、空腹もかなり加速しており弱っていたが、環八付近で上り方面の通り沿いに吉野家があるのを発見。
環八で下り方面から反対の上り方面へ方向転換をするのに難儀したが、謎のクソ細い裏道を通ってなんとか無事吉野家にIN。
車を出してくれた友人にお昼をご馳走したいのだが、全財産1,000円ちょっとしか持っておらず、情けなく思いながら600円以内で好きなものを注文してくださいと告げ彼は黒カレーなるメニューを頼む。私は牛丼並+生卵。
二人とも腹が減っていたので一瞬で食べ終え私の自宅へと向かう。
帰路曇り空の合間から日が差し始め、家に着くころには晴れ間が広がっていた。
車を停め二人でマンションの階段をのぼりながら机を運び、部屋にうやうやしく机を搬入。無事に空けたスペースに机を設置することができた!
車を出して手伝ってくれて大いに世話になった友人に謝礼を渡すことになっていたが、財布にはもう50円ちょいしか入っていないので、情けなく思いながら給料が入ったら渡すことにしてもらい、友人と別れる。
部屋へ戻ると机がある。
机の搬入経路を空けるために台所にもごちゃごちゃ段ボール箱を置いたため流しもコンロにもたどり着くのが困難な有様であったが、コーヒーを飲んでひと息つきたかったので無理やり積まれた段ボールの隙間に身体をねじ込みやかんに水入れ火にかける。
コーヒーを淹れ、もらってきた机の前に椅子を置き腰を下ろす。
何てこった、既に最高である。どうしてもっと早く机を導入しなかったんだろう。
机の前でノートを広げ、部屋の配置を改めて考えるのだがめちゃくちゃ難しい。
途方に暮れながらとりあえず音楽が聴きたいと思って去年メルカリで購入したコロムビアの古いポータブルレコードプレイヤーを机に乗せ、その辺にあった古いダンスホールレゲエのレコードをかける。うーん、いい感じや。
金が全くないのでちょっと休んだらユニオンにCD売りに行くか……と暗い気持ちになっていたところ、部屋の隅に置いてあるテレビラックを兼ねた背の高いラックのところに50万円貯まる貯金箱を発見。中身入ってないだろうな……と思って持ってみたらほどよい重量と500円玉の鳴る音が聞こえ、血が沸騰する。これで勝てる!!
缶切りがないしまた缶切りで貯金箱を開けたらもう使えなくなってしまうので嫌だなあと思い、ネットで貯金箱を開けずに中のお金を取り出す方法を調べるとお金の投入口に細長い厚紙などを差し入れそれを伝わって硬貨を取り出すことが可能、とあったのでその辺にあった厚紙をちょうどいいサイズに切って、それを試してみる。
こちらは金がないので必死である。2~30分かけて硬貨の2/3くらいを取り出すと5,000円になった。50万は貯まらなかったが、これだけあれば給料日まで生きていける。これで全クリや!と喜びつつも安堵する。
早速切れたコーヒーとたばこを買いに出かけ、コーヒーを淹れてポータブルレコードプレイヤーで再びダンスホールレゲエのレコードをプレイ。
部屋を見渡すと今機材のラックを置いてあるところにテレビを置いてる背の高いラックを置けそうだな……と考え、その機材のラックを元々ある机と今日もらってきた机の間に移動させればいいかも、と思い付き、それを実行することにする。
機材のラックはキャスター付きなので難なく移動させることができたが、問題はテレビの置いてあるラックである。
そのラックには大量のDVDとVHSテープが置かれ、天井近くまでそれらが積まれている。ラックを移動させるためには一度全てのDVDVHSテープを下ろさなくてはならない。
しかし終わっている部屋を始めるためには避けて通れない、ということで泣きながら大量のDVDVHSテープを床にどんどん積んでいく。何でこんなにあるんや!全部見るのに一生かかる。この大量の映像ソフトのうち、実際に見たのは1/8くらいしかない。本当にうんざりした。
死にながら全てのソフトをラックから取り出しテレビとDVDVHSプレイヤーを外し、むき出しのラックが現れる。
けっこう重いラックだが気合で持ち上げ機材ラックを移動してできたスペースにそれを置く。ぴったりや!
その後は取り出したテレビとDVDVHSプレイヤーをセットしクソほど大量にある映像ソフトをラックへしまっていくのだが、見たいものを取り出しやすいように手前に置く、みたいなことをやっていたらパズル状態になり脳がめちゃくちゃ疲れるし作業は一向に進まない。
しかもラックを移動した先の天井には梁がつきだしていて前の場所より高さがなくなっており、全てのソフトを収めることができず、途方に暮れる。
しょうがないので隣にあるCDラックの上にもソフトを並べるがそれでも収まり切れないので部屋に積んであるCDとか入ってる段ボール箱の上に無造作に積んでおく。何の解決にもなっていない。
途中夕飯をつくって食べ、ラック移動の作業を終えたころには22時をまわっていた。
次は四畳半の部屋に移動した大量の段ボール箱をどうにかしなくては……と思い、泣きながら箱を移動しテレビラックがあったスペースに積んでいく。
主に機材が入っている箱がほとんどなので箱の大きさもまちまちで、あまり上に重いものを置きたくないやつもあったりして、頭を使いながら積んでいく。
小一時間してようやく箱の移動完了。無事全て積み上げることができた。
同じく大量の箱を置いて終わってる台所も片づけて元の状態に戻し(ただ箱の場所を変えてスペースを空けただけ)、ようやく全ての作業を終えたのが23時半くらい。
この模様替えによりテレビを見ることができるようになった。
せっかくなので何か見よう、と思って古いスケートビデオを見る。
大好きなTOM KNOX(SANTACRUZ)が縁石を攻めまくっている……最高。
でもスケートビデオを見ていたら気持ちがつらくなってきて(私とスケートの関係は話すと長くなるが複雑なのである)、途中で見るのをやめる。
疲れたので寝ることにする。
今日はリリックを書いたりとか全くできなかった。明日は何とかやりたいと思いながら眠りにつく。
2024年1月19日金曜日
2024年1月18日(木)
今日は寒さがここ最近の中ではましな方。それだけでも大分ありがたい。
仕事帰りにリルぷりさんがツイットしていたHavinMotionの『10 Hour Drive』と『Bang Music - EP』を聴く。
め、めちゃくちゃかっこいい……。ラップもビートも。
リルぷりさんもツイットしていたけど今のラップではパンチインという手法がトピックになっているらしく、なんでもリリックを書かずに一小節ずつ?ラップしてRECしてそれをつなぎ合わせて曲にするのだとか……。それで一週間に一曲ではなく一晩に五曲つくるのだと……。
USの現代のラップの猛烈なリリースペースの秘密のひとつはここにあったようだ。すごすぎる!
上に挙げたHavinMotionの『10 Hour Drive』は聴くとラップを頭から終わりまでひと息でRECしているのではなく、一小節ずつRECして語尾が次の小節に重なっているのが分かる(なので息継ぎという概念がない)。
ライブではどうすんだ?録音芸術だからライブのことは気にしないということなのでしょう。ていうかこの人の曲全部そうだ。すごいな。
上のリルぷりさんのツイットで触れられていたこのパンチインの技法についてのショートドキュメンタリーが面白かった。
Why Rappers Stopped Writing: The Punch-In Method
https://youtu.be/FSgl95BEmd0?si=FxeeI_pAAmtAbl1j
HavinMotionのかっこよさに震えつつ、Niontayというラッパーの『Dontay's Inferno』『Demon Muppy』も聴く。こちらもめちゃくちゃかっこいい!!ラップもビートも!!Earl Sweatshirtも参加している曲がありますね。
最新のHiphopでちゃんとめっちゃかっこいいと思えるものに出会えて嬉しいとともにとても興奮する。新しいかっこいいものに触れたときの興奮。
帰宅後夕飯に小松菜カレー、デザートにかりんとふうまんじゅう、ただ全然お腹膨らまず一時間後くらいにinゼリーを飲んでしまう。何やってるんだ。
食後リリックを書こうとリリック帳を開きペンを手に取るが、思うように筆が進まず。うんうん唸るも全然いいのが書けない。
少しでも参考になるものを……と思い自分のApple Musicのライブラリを次々スライドさせていきElle Teresaの去年出たアルバム『PINK CROCODILE』が目に留まり聴いたらぶっ飛んだ。
とにかくリリックが激キャッチー。パンチラインの雨あられ。こんなリリック逆立ちしても書けない。
特に自身のことをたやすく触れることのできない聖域として寺に例えた(!!!)『Temple』という曲にやられた。
とらないマウント
地元富士ふもと
寺、寺
しない男の世話、世話
お札ばら撒くペラペラ〜
一年後出たいCoachella
(Elle Teresa 『Temple』より)
やばすぎる!!!!!!
自身のことを男性から希求される欲望の対象として、その文脈・価値観の中での女性としての魅力を存分にボースティングしていてそれゆえセクシャルな表現(というかド直球に近い比喩)が多用されていて、その是非は置いておいて、それらもエグくならずにキャッチーだし、何よりそのself esteemがすがすがしいほどにかっこいい。
Elle Teresa成分をインストール(?)した私は再びペンを手に取りリリック帳に向かうがめちゃくちゃ眠くなってきて昨夜と同様に電気毛布にくるまって畳の上で気絶してしまったのであった。全然だめじゃん!
しばらくして一時近くになり復活。友達から連絡がきていて「この曲お前が好きそうだから聴いてみろ」ということで、Qというアーティストの『Take Me Where Your Heart Is』という曲を教えてもらう。
君のことがめっちゃ好き。自分がどこにいるのか分からない。君のハートのあるところへ連れていって。と歌うなんともかわいらしいほっこりした曲だった。聴いてみたらまんまと好きだった。
それにしても、Qだなんてずいぶん検索するのが難しい名前を付けたもんだ。
この世にはまだまだ知らない音楽がたくさんある。
ていうか全然リリックが書けない。
全てを諦めて二時ごろに就寝。